地球温暖化問題、大気汚染や、廃プラスチック、身近なところでは騒音など、世の中には様々な環境問題があります。これらは、企業の生産活動や、我々の日常生活に付随して発生するもの(汚染物質や音)が原因です。経済学では、汚染物質や音に対しては市場での価格が存在せず、金銭的取引が行われないため、環境問題が発生すると考えます。
環境経済学は、環境問題を経済学的なアプローチ(価格の設定やインセンティブの付与)から解決しようする学問です。例えば、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出に炭素税をかければ、二酸化炭素の排出は減るでしょう。
環境経済学では、汚染物質の排出に価格を設定した時の企業行動の理論的な分析から、実際に行われている環境政策の評価など、様々な研究が行われています。自然環境に値段をつける試みもします。
環境経済学の基礎的な知識は、「入門環境経済学:環境問題解決へのアプローチ(中央公論新社)」 (日引 聡・有村 俊秀著)などで学べます。
環境経済学における需要なコンセプトに「外部不経済」という概念があります。外部不経済を紹介する動画を卓越大学院の一環で作成しました。
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早稲田大学の内部の研究所です。2016年に重点領域研究として採択されました。
下記の先生方と共同研究しています。